長期金利マイナスの話題。ついでに国債価格と金利の関係。

「長期金利マイナス」

関心が高いのでしょうか。お客様と自然に話題になってます。
前回に引き続きですが、この機会に。

①長期金利がマイナスそもそも。
②国債の価格が上がると金利が下がる。

額の汗を拭き拭き、ご紹介したいと思います。

・話題の長期金利は住宅ローンとか定期預金の金利?
厳密には「10年物の長期国債の利回り」が「指標」とされます。
この国債の利回りが指標とされてる、という決め事です
長期の住宅ローンや定期預金など、長期の「金利」にはいろんなレートがあります。適用される「長期金利」に差があるのは、「この指標とイコールではない」ということで、この指標が基準となって連動しやすいということです。

・じゃあ長期国債?
国債は「国が発行した債券」で財政の不足分を借り入れる「借金の証文」です。
満期に「額面いくらね。」と決められた額面金額で返してもらえます。例えば額面100円というように・・これが肝です。
利付債といってクーポンというおまけもついています。例えば額面100円クーポン年に5円とか。
その満期までの期間が10年の「長期の」国債が指標となってます。

・長期金利マイナスの意味は?
この長期国債の「利回り」がマイナスとなっているのが現状です。あくまで「利回り」です。
90円で買って100円で売れば、⇒利回りは、プラス11.・・・% という意味です。
利回りマイナスは120円で買って100円で売る(予想であって、そうではないでしょう)イメージです。予想では損します。損を予想した取引が常態化しているということです

ただクーポンは、おそらく確実にもらえます。買って売る値段の差額の儲け(損)とクーポンのおまけをプラスマイナスして利回りをはじき出します。
普通に考えることです。

・国債にはいろんな値段の顔がある?
○額面価格・・例えば100円.こちらは、お国が約束してますから、満期日に額面通りの償還価格で返してくれます。
〇流通(取引)価格・・例えばマイナス金利状況では100円OVERの120円とか。
株式や野菜、魚、一般的に市場で取引されてる意味で国債の債券市場で売り買いされている価格ですから変動します。実際の債券市場価格でこれが利回りに影響します。
〇クーポン・・おまけです。ただ確実にもらえると約束されてます。


3つの価格の中で、決まっている所与の値は、「額面とクーポン」とすると。
クーポン分は利回りに組み込まれて計算。でも
普通は流通(取引)価格が、額面価格より高く買うことはしません。償還期間まで持ってれば絶対に額面でしかもらえないからです。

国債の価格Aが上がる⇔金利Bは安くなる」(逆も。)」
このイメージが付きにくいです。
理論上もありますが
下記1)2)3)で、イメージしてみてください。

(前提)
(・国債の価格Aは「取引の価格」で、イコール額面(例えば100円)ではない。
・金利Bは指標となる国債の「利回り」
・クーポンは無視。)

1) 普通の損得
国債の取引価格A90円で買って、額面100円(=満期まで持ってると100円になる)
・利回りはプラス11.・% ⇒ 金利 B の指標
国債の取引価格A120円で買って、額面100円(=満期まで持ってると100円になる
・利回りはマイナス16.・% ⇒ マイナス金利 B の指標

・・・「取引価格が安い、と利回りが高い⇒指標tなる金利が高くなる。(逆も)」

2)例えば割引手形。
・割引手形は、会社が持っている手形を金融機関に売って(持ち込んで)一時的にお金を借りるシステムです。手形の金額は100円とします。1年後に必ず手形100円は発行会社の預金から引き落としになります。そこで貸し借りは終了です。
100円の手形を95円で金融機関に売る(割り引いてもらう)・・・国債でいうと額面100円の国債を95円で買うということ。その場合は
割引入金が95円・・5円が金利。また
割引入金が98円・・2円が金利。
割引手形の額面は同じ100円でも取引価格の割引入金の額が高いほど金利は安い。(逆も)

上の1)2)は
買った時の値段と、期日の決まっている値段の差額が金利の高低として安易に想像できます。

3)マーケットのお金さんの立場
国債債券という証文がたくさん買われる⇒国債は人気だから価格が上がる。⇒その対価として市場にお金さんがたくさん溢れる。⇒お金さんの存在が薄まって、お金の稼ぎ額である金利が下がる。・・(逆も)
*ちなみに日銀の金融政策の中で「買いオペ」は金融緩和(金利を低下)の際に用いられます。債券を買いあげることです。
債券を市場から買い⇒債券市場に資金が流入⇒金利の低下

そんな中で
特に、「何でマイナス利回りで国債を買うのか、」については各界様々に意見されてます。
先般日銀のマイナス金利導入によって国債への人気、への逃げ場(買い圧力)が高まったことで、
・今の取引金額が額面より高くても、より有利に転売できる思惑
・世界経済の不安で安全資産とされる国債(いつも踊り場資産とされる)に資金が集中する
・金融機関も直接マイナス金利が適用される日銀預金より国債
今、少々高く国債を買っても気運に乗って安心なのだろうか。
そして額面での償還の前に(仮に損が確定する前に)日銀が国債買い戻してくれるだろうし。
マイナス利回りで購入した国債を償還期限前に売りに出したい圧力は当然に高まるはずですから、
特に短期の国債についてはそういった期間は限定されます。

現実市場でやり取りされてることは、とっても深い意味があるのでしょうが、
本来の目的に出動するのに待機して背中を押されたのに
どうもお金さんが、儲けの「サヤ取引」にしか使われていないように思います。

「資金を有効に融通して使ってね、、任せるから」
という金融市場の意義が、実態とカイ離して、プラスにもマイナスにもバブルになってやいないかと
短中期的に見ても足して引いたらゼロなんだろうかと

今はこの現象に追いつけないだけなのか、きっと理解不足なのだろうと汗を拭き拭き、
でもやっぱり
不可思議なこととなってるように感じます。

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