運転資金と手元資金と投資資金

資金の「貸し手である金融機関さん」と「資金の借り手である会社」との間で、
・何故借りたいのか
・貸すための一つの基準として今期決算書の損益はどうなっているのか
という議論は常に付きまとってきます。

①設備投資を伴う借入の場合。
いつも話題に上るのが減価償却。法律で耐用年数と償却率が定まっていて計算した償却限度額の範囲内で
減価償却費として経費計上します。
例えば
「任意で償却額を計上」し、損益上の利益が上がりました。
しかし任意の償却額が法定の償却限度に満たない場合は「償却不足」となります。
キャッシュフロー上では計上した償却費は返済原資としてみなすことが多いですので、
償却計上額の如何では、キャッシュフローに影響はしないはずです。
ただ
「法定の償却限度額未満でも任意償却で黒字。」
「     〃     満額償却で赤字。」

⇒金融機関さんによっては「償却不足の方が印象は悪いです。・・・」という流れですが、
他の条件が同じであったとしても
⇒「やっぱり黒字に(見せかけた)方がいいんです。・・・」という現実もあり・・。

事業実績の浅い会社では設備投資をした当初の法定減価償却をすればまず損益上は赤字になるケースが多いと思います。
設備投資は定率法であれば投資当初のインパクトを活かして設立当初の税負担を軽減し、設備投資を促すという一面もありますが、一方
資金調達に際しては一貫性がない様に、個人的には感じます。
もちろん設備投資額や償却の額にもよりますが。

②仕入れの資金を運転資金として借りたい場合。
「手元に資金をある程度余裕を持った仕入をしたい。」
「今、いつもより有利な条件の商品があって、借入資金で仕入れたい。」

というお話の流れでは
「手元資金に余裕」とした方が印象はいい様です。
有利な条件で(あくまで仮に)利益という流れは、「投資」的な印象で運転資金という本来性に弱いという印象だからの様です。

いずれにしても、「手元にある程度の自己資金を確保した上で事業を行っていく」
という基本的な姿勢が求められます。
これは本来求められる姿勢でもあります。

と同時に事業にとって重要な「資金調達」の現場では
「何故今回融資が見送られたのか」「決算書という通知表のココがこうだから今後こうしていきましょう・・」という
審査内容について情報の非対称性がうかがえます・・。

コメントの投稿

非公開コメント

資金繰り専門
中小企業の資金調達、資金繰りのご相談受付中【大阪市北区の融資支援専門税理士・溢光アカウンティング】

事務所概要
大阪市北区曽根崎新地2-1-13-401
株式会社溢光(いっこう)アカウンティング
設立日 2014年5月
資本金 300万円
代表取締役 福岡和正
決算  8月
業務内容
 資金調達支援
 創業支援
 会計コンサルティング

グループ会社
合同会社溢光(いっこう)コンサルティング
武田会計事務所
武田行政書士事務所
最新記事
twitter
事務所HP
サイト案内
主な対応地域
当事務所は関西圏を中心に全国対応しております
池田市、泉大津市、泉佐野市、和泉市、茨木市、大阪狭山市、大阪市旭区、大阪市阿倍野区、大阪市生野区、大阪市北区、大阪市此花区、大阪市城東区、大阪市住之江区、大阪市住吉区、大阪市大正区、大阪市中央区、大阪市鶴見区、大阪市天王寺区、大阪市浪速区、大阪市西区、大阪市西成区、大阪市西淀川区、大阪市東住吉区、大阪市東成区、大阪市東淀川区、大阪市平野区、大阪市福島区、大阪市港区、大阪市都島区、大阪市淀川区、貝塚市、柏原市、交野市、門真市、河南町、河内長野市、岸和田市、熊取町、堺市北区、堺市堺区、堺市中区、堺市西区、堺市東区、堺市南区、堺市美原区、四條畷市、島本町、吹田市、摂津市、泉南市、太子町、大東市、高石市、高槻市、田尻町、千早赤阪村、豊中市、富田林市、寝屋川市、羽曳野市、阪南市、東大阪市、枚方市、藤井寺市、松原市、箕面市、守口市、八尾市、尼崎市、西宮市、神戸市、宝塚市、川西市、伊丹市、芦屋市、三田市、京都市、長岡京市、八幡市、向日市、乙訓郡、木津川市、宇治市、京田辺市、城陽市、奈良市、橿原市、天理市、生駒市、香芝市、葛城市、桜井市、天理市、大和郡山市、大和高田市、和歌山市、大津市 福山市
月別アーカイブ