「簡単な経営分析のしかた」個人確定申告の税務署配布手引きについて。

個人事業の確定申告書の中に青色申告決算書というものがあって
税務署よりその「手引き」や「正しい決算のために」という書類が配布されています。

この「正しい決算のために」の裏面に「簡単な経営分析のしかた」として次の2つが紹介されているものをご覧になった方も多いと思います。
簡潔に書かれていて面白いと思いましたので、この機会にご紹介。

【粗利益率の検討】
1つのモノやサ-ビスを「売って」「仕入や外注の原価」を差引き いくら「利益が出たか?その比率」のことです。

具体的には「決算書の 1ページ」
「売上(収入)金額①」の数字・・・分母(たとえば100とする)
・売上原価(たとえば30とする)と、「差引金額⑦」の数字(70となります)・・・分子(70となります)
この場合
・100 の売上の原価(30)と利益(70になる)の割合 : 「70/100=粗利益率70%」⇒これを昨年と今年と比較することでその利益率の変化の原因や今後の対策について参考とする。
という意味です。

【自己資金(キャシュフロー)の検討】
これが少々ややこしい。
ここで言う自己資金は「キャッシュフロー」すなわち、
「昨年より資金がいくら増えた(減った)こと。」その原因を分析しようというもので、企業でも重要視されている考え方です。

Ⓐ決算の所得金額・・・「決算書の1ページ」 右下の「青色申告特別控除前の所得金額㊸」
*青色申告特別控除は特典であって経済的な数字とは関係ないのです。
Ⓑ所得税住民税・・・昨年申告し納税した所得税や住民税
Ⓒ減価償却・・・「決算書の1ページ」真ん中ぐらいの「減価償却費⑱」
Ⓓ売掛債権・・・「決算書の4ページ」売掛金や受取手形の残(厳密にいうと1月1日と12月31日の差額)
Ⓔ買掛債務・・・「決算書の4ページ」買掛金や支払手形の残(厳密にいうと1月1日と12月31日の差額)
Ⓐ-Ⓑ+Ⓒ-Ⓓ+Ⓔ=自己資金(キャッシュフロー)⇒これが資金の1月1日から12月31日の増減にほぼ対応します。という意味ではありません。
(ここから借入金を返済したり、設備を購入したりもちろん個人の生活費や保険・年金を支払います。)
ただ事業として、稼いだお金がいくらぐらいかという目安ではとても重要だと思います。
⇒という事は、銀行から借入をする場合、
 この年間でのキャッシュフローは「返済の原資」として、審査でも重視されることとなるのも分かるでしょう。

感覚的には
Ⓐの決算の所得金額が自己資金の増加(キャッシュフロー) になりますが

・経費にならないⒷ所得税住民税は支払っていますし
・経費にしているⒸ減価償却費は資金としては支払っていません。
・Ⓓ売掛債権は所得にプラスで計上されていても未回収の資金のことで
・Ⓔ買掛債務は所得にマイナスで計上されていたも未払いの資金ことです。

「所得」=決算上の利益 と 「資金の増減」が一致しない
所得(利益)は出ていても、生活費のことを差引したとしても資金が残らない
これらのプラスマイナスを考慮にいれていけばナーンとなく納得できると思います。
一度数字を当てはめてご参考くだされば・・・。

 

自分(世帯)の貸借対照表

2月16日から今年は3月16日までの間、
「確定申告」の時期となります。

個人事業で青色申告をされている方にはなじみがあると思いますが、
「青色決算書」というモノ。これは
損益計算書・減価償却資産その他の明細などの項目・そして貸借対照表の基本的には4枚から構成されています。

「法人」でいう決算書および勘定科目内訳書に該当するものでしょうが
個人で事業をされていない方にはあまりピンとこないかもしれません。

損益計算書は
「収入があって、経費があって、さていくら利益があったか」とイメージは湧くでしょうが
「貸借対照表」となるとナカナカ作成する機会もないでしょう。

一般のサラリーマン家庭の方にもこの貸借対照表。
是非お作りすることを勧めします。
税務署に提出するわけでもなく税金云々という事でもありませんので、
・ご自身(ご世帯)の資産負債がいくらあり
・純資産(本来でいう蓄え)がいくら。
・今の収入は〇〇
・今後の収入は〇〇
・じゃあどうする
をプランニングするにも、現状把握できるツールとして貸借対照表が利用できます。

・保険の組替や返戻金予定
・車の買い替え
・住宅ローンの借換え
・持ち家がいいか、賃貸がいいか
・今年から改正(改定)のある相続税のコト
そんなことにも一つのヒントとなるでしょう

次回以降
折を見てご紹介できればと思います。

デジタルがアナログを後押し。

今年に入って景気は良くなっていますか?
お客さまとのやり取りで、そんな話がいつもより多く、「実感として景気は良くないンだけど」、という事なのでしょう。

モノが売れない
ヒトが来ない
ヒトノ流れが変わる
でも物価は上昇傾向

業種にもよりけりですが、世間や新聞紙上で賑わっている感覚にはどうも近づけないものがあります。

「モノを買うにはインターネットで」が主流になりつつ、デジタル化が進む一方
「手作りにこだわる」「自分だけのもの」「限定」「プチぜいたく」といったアナログ指向も過熱化しています。

同じ「モノ」でも、ヒトの「感覚」が付加価値となって、流通量と値段を構成する動きが加速していくでしょう。

「便利に」「安く」「すぐに」買うことができるデジタル化が底流にはあり、
でも「モノの均一」にどこか飽きてしまって

「デジタル化がアナログ指向を後押ししている。」
新ためて、そう思います。

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決算  8月
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